冬になると窓ガラスが曇って窓枠の下に水が溜まってしまうなど、誰もが悩まされる結露。
そもそも結露とは、空気中の水分(水蒸気)が、外気によって冷やされた窓に触れて温度が下がり、水滴となって付着したもの。
しかし、実は窓ガラスは壁や木材よりも熱伝導率は低いんです。それなのになぜ窓ガラスにだけ結露が???
その秘密は「厚さ」です。壁はおおよそ10センチ以上あるのに対し、窓ガラスは5ミリ前後。これだと熱伝導率の低い窓ガラスといえども、熱は伝わってしまいます。じゃあどうすればいいのかというと・・・
窓ガラスを二重にして間に空気の壁を作ってあげて、ガラスの間の空気が外気を通しにくくするのです。
二重にした窓ガラスのことを「複層ガラス」と言います。またガラスの間の空気を真空にする「真空ガラス」というのもあります。これらのガラスを使うことによって、室内の暖気を逃がしにくく、外の冷気が伝わりにくい=窓の表面が冷たくならないので結露が軽減されるのです。窓だけでなく、北側に面した押入れの中の壁は陽があたりにくく冷たくなっていることが多々あります。冷やされて、結露が起こり易い場所でもあります。気付きにくいのでカビの原因にもなります。こまめな換気で空気の入れ替えが重要です。
「シック」=病気、「ハウス」=家。病気を引き起こす家という意味です。
建材や内装材などに含まれるホルムアルデヒドなどの科学物質による室内空気汚染が原因で、居住者が眼・鼻・喉の痛み、めまいや吐き気、頭痛など様々な健康障害が起こります。
新築や増改築後や近年の住宅の高気密化などでよく起こると言われていますが、いまだに未解明な部分は多く、様々な原因が重なって起こります。シックハウス症候群を防ぐには、こまめな換気が大切。換気の際は一か所だけ開けるよりも反対側の窓も開けることで、全体の風通しを良くすることを心がけましょう。
入浴中に鏡が曇ってしまったり、細かなカビが気になったりして、イライラしたことはありませんか?
一日の疲れを癒すリラックスタイムであるお風呂の時間を、より快適にするアイデアをご紹介いたします。
●鏡を曇りにくくするには・・・
洗髪・洗顔中などふと鏡を見たときに曇っていたら、手についている石鹸でそのまま鏡を撫でてみてください。そして水でさっと流したら、これだけで鏡の曇り止めの応急処置になります。また切ったジャガイモの断面を鏡にこすりつけることにより、ジャガイモのデンプン質が曇り止めの役割をしてくれます。掃除の時に是非、お試しください。
●不快なカビを除去するには・・・
カビの弱点はズバリ、『熱』です。熱に強い材質にカビが生えているときは、熱いお湯を数回かけてみてください。何日後には、だんだんカビが死んでいき白くなっていきます。またカビは石鹸のカスなどが大好きです。熱いお湯をかけることによって、石鹸のカスが取れやすくなって、まさに一石二鳥です。
下駄箱の中は、空気の入れ替えがあまり行われないため、淀んだ空気がたまりやすい場所です。
天気の日に靴をすべて出して、靴ごと乾燥させること。その際、下駄箱の中の埃を吸い取り、中をしっかり水拭きして、さらにしっかり乾燥させることで綺麗に保たれます。
放置しがちなのが、下駄箱の下のスペースです。丈の低い靴やよく履く靴を収納してあるかと思いますが、意外と汚れがたまっています。下駄箱の中と同じように、たまに靴を乾燥させ、水拭きと乾燥が大切です。
「幸せは玄関から入ってくる」とも言われます。気持ちよく幸せを招き入れる為にも、まめに掃除を心がけましょう。
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